軽くやさしい甘さなのにとても満足度が高い辻利茶舗さんのスイーツの数々を頂いてきました。店内の様子と客層にも少し触れています。
甘さは軽いのにとても満足度が高い
オークランドCBD(Central Buisiness District)に2018年末にオープンした辻利茶舗に行ってきました。
オープン直後にお土産で頂いて以来、このお店に足を運ぶのはこれで3回目。私のお気に入りのカフェです。
『辻利』と聞くと京都祇園や宇治のお店を思い浮かべてしまいますが、こちらは北九州・小倉の『辻利茶舗』が海外展開した店舗になります。
店舗のインテリアはモダンかつダイナミック。でも親しみやすい雰囲気で入りづらさは全くありません。
さて、この日は家族で、
・抹茶パフェ
・ゆずスイスロール
・焙(ほう)じ茶ミルクレープ
・抹茶フロマージュチーズケーキ
を注文しました。
パフェもフロマージュチーズケーキも抹茶がたっぷり練り込まれているようで、しっかりとした香りとコクを感じられます。
甘みは優しく軽やか。口の中で全く主張しません。
スイスロールもゆず皮とふわふわの生クリームが心を満たしてくれました。
私がこの中で好きなのは焙じ茶ミルクレープで、ちょっとづつ層を切り取って
は口に運び、ゆっくりとその苦みを楽しみました。
スイーツは砂糖やクリームの量がある一線を越えてしまうと胃のもたれを感じ、食べたことに罪悪感を感じてしまいます。
逆に甘さが少なすぎるとご褒美感が得られず満足出来ません。
辻利茶舗のスイーツはそのバランスが絶妙です。
一緒にコーヒーが飲めたらな…と、いつも思うのですが、こちらにコーヒーの提供はありません。
やや残念ではありますがコーヒーは他所で楽しむとして、ここではお抹茶か焙じ茶系の飲み物を頂き、ここでしか味わえない時間を過ごすのが良さそうです。
さて、まだ他にもケーキやフラペチーノ系のデザートがラインアップされていますので、初めて行かれた方はどれを頼むか迷うと思います。
数回言っただけで大きな顔をしてはいけませんが、私が一番推したいのは今回お土産で買って帰った、こちら辻利チーズケーキです。
(買いすぎ…と思われますが、とある記念日だったもので…)
お店で頂いた舌触りこってりのフロマージュチーズケーキとは違い、こちらはスフレ系のチーズケーキです。甘みやチーズは軽やかなのに、なぜか満足感がとても高いのです。重いスイーツが苦手な人は、淡泊だけどしっかり考えられているこのテイストを存分に楽しめると思います。
食べた感じではカロリーも低めだと思うので、年配の方がいる家庭へのお土産にも最適かと思いました。
来店時間は迷うところ…
辻利茶舗の店内ですが、時間によっては大学の学食レベルの騒がしさになることがあります。近くの大学から学生が流れてくるからなのかな…。
もし誰かと大事な話をしたいと思ったら、時間を選んだ方がいいかもしれません。行く時間はモーニングティーか、食後早めの一服でしょうか。平日の利用は若干注意です。
アジアン中心の客層でアジアのスイーツが提供されるので、リラックスしてホームグラウンドに戻ったように元気になるのかな?と思いました。
現象というと大袈裟ですが、とても興味深い光景でした。
多国籍の人々が暮らすニュージーランドですが、一方で食文化に集う国籍には偏りも見られますね。
いずれにしましても、こんな完成度の高い日本のスイーツを提供してくれる辻利茶舗には感謝しかありません。ニュージーランド暮らしに疲れた時に訪れると、その心を癒やしてくれると思います。