日本からニュージーランドに連れてきて、10年間乗った車を買い換えました。手放すことになった理由と、それぞれの車の特徴について軽くお話します。やはり車の好みと買い方には共通点が見られました。
次の10年の経済的体力も考えて
この車とはかれこれ10年の付き合いになります。子供たちがまだ小学校に上がる前から乗りだして、4年前ニュージーランドに渡るときも一緒に連れてきました。
とにかくデザインが本当に大好きです。カクカクした箱形だけどその角はちゃんと丸められていて、大型車特有の威圧感も無く人に対して優しい印象があります。
これはイギリスのSUV専門メーカー、ランドローバーのディスカバリー3(略称:LR3)という車です。

車体が全長5メートル近くありますので安定感があって、当時赤ちゃんと幼児だった子供たちを乗せていても安心感がありました。
しかし、その大きさのせいでカーブが続く道での車酔いと燃費の悪さには悩まされます。
昔は黙って乗っていた子供たちも大きくなるにつれ、『酔った…』『気持ち悪い…』と訴えるように。
何とか運転でカバーしようとしましたが、この車高の高さはワインディングには全く向いていないようです。

ただ、子供たちから直接買い換えを促されたことは一度もありません。
そこは気を遣ってくれているのか、もしくは幼い頃から乗っている車への思い入れが多少あるのかもしれません。
当時2歳だった息子が今は12歳。6歳だった娘も16歳になります。
この車を通して育ってきたとも思うと、本当に感慨深いです。
いつもそこに居て当たり前だった車が無くなることを考えると、私自身も寂しく思います。
それでも走れば見る見るうちにガソリンの目盛りが減っていき、ハイオクガソリンを大量に飲み込む様子を見るとやはり平然とはしていられません。
私もいい歳になってきましたので、次の10年の自分の経済的な体力を考えると、修理費を含め車の維持費は抑えなければならない頃合いです。
(ディスカバリー3はパーツの多くが高額なのです)
そろそろ買い換えの時期がやってきたようです。

新しく我が家にやって来た車
今回新しく我が家にやってきたのが、同じくランドローバーのフリーランダー2(略称:LR2)という車です。

前車LR3の弱点を補いたく、燃費の面ではダウンサイジングしてディーゼルエンジンを選びました。
車高が低くなりましたので横揺れは抑えられました。乗用車ではなく、再度SUVを選んだのはキャンプ地へのアクセスを考えてのこともありますが、個人的に視界が高い車でないと落ち着かないのです。
私はあおり運転されるのが本当に苦手で、後ろにピッタリ付かれると落ち着かなくなります。ただこうしたSUVに乗っていると後ろからの距離が近くても無視していられるのです。
もちろん悪質な煽り運転に対しては先に行かせるというのは言うまでもありません。

デザインを見ると、最近の車やランドローバーの他車種がシャープでアグレッシブな方向に向き始めているのに対して、
こちらのLR2は製造が2006年と古く、まだ水平垂直なラインが残っています。
ヘッドライトも細くなるトレンドが始まる前のものですね。
SUVでありながら、この車も優しい印象のデザインだと思います。
各所ブラック塗装されていますので、悪ぶった雰囲気はありますが…。

結局買い方が同じになりました。
前車ディスカバリー3は2009年に製造が終わりました。そしてその年、日本で最後に残っていた1台が新古車として販売されていたのを見つけ、かなり背伸びした買い物でしたが販売価格から150万近い値下げもされていましたので購入することにしたのです。
フリーランダー2は2014年に製造が終了しています。この車もニュージーランド最後の1台が2015年に登録され、2オーナーの後我が家にやってきました。
こちらは中古車になりますので新車価格から5分の2へと、大幅に落ちた220万で購入することが出来ました。丈夫なディーゼルエンジンのおかげで長く乗れると思えばコストパフォーマンスは良さそうです。
どうもいつも、各モデルが製造を終えようとして、安くなってきた時を狙って買っているようです。私にとってランドローバーは新車で普通に買える価格帯ではありませんので購入にはいろいろと工夫がいります。
また、製造終了間近の車体は長年流通してきた中で不具合が解消されているとも言えます。ユーザーからの要望や不具合の訴えが改善された、熟成された車体というわけです。
こうした買い方をする人は少なくないようですね。


使用環境次第で良い車にも悪い車にも…。
車の買い換えの話なので前車のネガティブ面も話しましたが、車は使用環境次第で良い車にも悪い車にもなると思います。
例えば、大きくて燃費が悪いと言われる車を毎日一人で通勤に使うのは問題があると思いますが、旅行など高速道の使用がメインであれば、ガソリン消費を抑えられ家族数人が安心で快適な旅を楽しむことが出来ると言えます。

以上、車の買い換えをした話をポストしました。
また両車のエンジンや内外装について、あらためて紹介したいと思います。
ディスカバリーの悩みはやはり燃費ですよね。加えて日本だと、排気量別の自動車税ですね。(T_T)
小さい子供を乗せての安心感!私もディスカバリー4を選択した最大の理由がこれでした。
フリーランダー2のディーゼル!ディスカバリーではなくなったことは少しだけ寂しいですが。よい選択ですね。ニュージーランドの自然を駆け巡ってるのに最高ですね。
燃費に関してはディスカバリーの本分、長距離旅と悪路に連れ出すことを考えれば全然アリだと思うんですよね。ただ街乗りに使うとやや厳しいところがある。
一方でNZではディーゼルに限っては道路使用料を支払う必要があるので手放しで財布に優しいとは言えなかったりです。また維持費の比較などしてみたいです。