服のこと

1年に購入する服は上着、ズボン、インナー合わせて6着から7着くらいです。
居間には雑貨やコーヒー、車関係の雑誌が置かれていてもトレンド系のファッション誌が置かれることは無くなりました。
でも好きなブランドの服を調べたり、毎日服をコーディネートしたりすることは好きです。コーディネートに個性が出たり、普段とは違うアイテムを身につけたり、バランス良く着こなせたり出来るとそれだけでその日の気持ちが明るくなります。

これは衣食住の他の要素のように、
醤油はここのを使いたい。とか、
事務用品を入れる棚は無印の透明ケースじゃなくてアンティークの箪笥を使おう。などと住環境について考えたりすることと同じ。

あらためてこういったことを書き記すと、丁寧な暮らしアピールをしているようで鼻につきますね。でもそんな大袈裟なことではなく…。
でもたったこれだけのことをしないと毎日の生活が楽しく無らない。
こういうことの積み重ねが自己肯定感を高めることにも繋がるのではないかな。とも思います。

この世の中、生きていると他人から自信崩しをされる機会は多い。
自分の人生とは一切関係の無い人から蔑みの眼差しを送られたり、八つ当たりを受けることのなんと多いことか。

でも自分の中に、己の力で生活を楽しくしようという気持ちがあると、この世知辛い世の中でもまぁそれはそれとして(そんなことなど放って置いて)、楽しくなる。

まだニュージーランド滞在中、日本に帰国したときのこと。
東京で用事を済ませるためホテルに泊まったのだけど、そこの朝食で一緒になった年配の方の雪駄の履きこなしが素晴らしかった。

年齢は60歳くらいだったと思う。少しお腹が出ているその方は真っ黒に日焼けされていて、白く少し薄くなった長髪を後ろで束ねている。品の良いアロハと良い色に落とされたデニム。そのデニムに青い鼻緒の雪駄をコーディネートしていた。
おしゃれを頑張った感が全くないのにとても格好いい。その人にピッタリと馴染んだファッション。

朝食の間、その人のファッションに見とれているうちに、もうその日は浅草に雪駄を買い行くことを決めていたのでした。

その日に買った雪駄。嬉しくて室内で履きだしたら手放せなくなってしまい、そのまま室内履きにしてしまった。これで1年経過した状態。
つま先の籐に少し傷みが出て、指の部分が凹んでいます。外履きだともっと黒く変色していたことでしょう。

うん。やっぱり雪駄にはデニムがよく似合う。
そしてこの踵の飛び出し具合。う〜ん、堪らない。

雪駄を履き慣れた人はサイズがどんどん小さくなるとかならないとか…(笑)
踵が雪駄からどんどんはみ出してくるとのこと。
そう言えばホテルのおじさんも小さめの雪駄を足に引っかけていました。

この雪駄と足のバランスを眺めているだけで数分時間が潰れてしまう。
やっぱりファッションは楽しい。


私が訪れたのは辻屋本店。若いお兄さんの応対が良く、手際よく鼻緒を挿げてもらいました。そして静かに接客する年配男性の店員さん。素敵なお店です。
WEBサイト/辻屋本店


話は変わって、挿絵的にイラストを描いてみることにしましたが…

酷いな…。

デザインの仕事をしているからといって、イラストをササッと描けるわけではありませんでした…。
でもちょっと楽しいです。

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