香水がキツイ男とホームシアターの話

今日は家族でラーメンを食べに行こう。ということになりまして。
混むのはイヤなので11時の開店に合わせてお店に行くと、15分過ぎでもう満席。かなりの人気店のようなので、これはしようが無いと思いながら並びました。
自分たちの後ろにも次々と客が並び始めます。

するとすぐにキツイ臭いがし始めました。
後ろに並んでいるカップルの香水が強いんです。
これは男性用の香水…男の方だ。

これは…ちょっと心配やなぁ。

この臭いを嗅ぎながらラーメン食べるのか…と。

やがて席が空いたのでお店に入ったのですが、カウンター席でもいいですか?と訊かれたので、全く構いません、と言って家族3人で席につきました。

11時に開店の店で、自分たちは言ってみれば2順目。
他のテーブル席の客も食事を終えようとしています。

あのカップルは離れたテーブル席に着いてくれるやろ…

と思っていたら、
すぐ隣のカウンターのお兄ちゃんたちが食べ終えて立ち始めたじゃありませんか。

ちょ、ちょっと待って、そんなに急いで立つ必要は無い。
混んでるからってそこまで気をつかわないでもいい。お水でも飲ん…

行ってもた…。

そしたら案の定、例のカップルが隣に案内されましたわ。

このスパイスが効いた強引な爽やかさ、蒸せるような臭い。
クサいどうこうを通り越して、具合が悪くなってくる。

これはさすがにダメだと思ったので、店の人に、
香水が本当にキツイので席を変わりたい、というと

あ〜そうすると待つ順番が変わってどうのこうのと
面倒くさそう。
超人気店で人が並んでいる。店員さんは混み合う店内を速やかに捌きたい。そんな時にこんな要望を出す客の面倒くささは分かる。
その面倒くささは正しい。

私だって香水は持っている。世界の香水愛好家を敵に回したくない。ただ今はあまりにも強すぎる臭いに参ってしまっている。
この際、「おまえは匂いにセンシティブなんだよ」と言われてもいい。もうなんでもいい。

しょうが無いからもう空想の世界に逃げ込みましたよ。

…遠のいて行く意識。

湯婆婆「ぅう~ん…おかしいね。クサレ神なんかの気配じゃなかったんだが…… 来ちまったものは仕方がない。お迎えしな! こうなったら出来るだけはやくラーメン喰って帰るしかないよ!」

湯婆婆?
ああ…なんでラーメンだけじゃなくて
唐揚げ、鶏飯まで頼んでしまったかなぁ

あぁ…気持ち悪い。

妻「リン(仮名)とお父さん、店員様がお呼びだ」

え、何?誰かが呼んでる?

店員「テーブル席が空きましたので移動して大丈夫で〜す!」

て、店員さん…

先ほどの店員さんが空いたテーブル席に私たちを案内してくれました。 面倒くさそうとか言ってごめんなさい。

そしてテーブル席に言って、早速いただきました。ラーメン。
それにしても、


香水かぁ…。


さすがに他人との距離が近い空間、それも料理店に入るときは気を使って欲しいな。

食事中、娘が「TENET」を観に行きたいというので、それはもう大のノーラン監督作品好きとしては是非一緒に行きたいと思ったのですが、
若干軽いトラウマが形成されようとしている今となっては、また香水男が現れるかもしれない恐怖があるわけです。

楽しみにしていた映画を、他人の香水や貧乏揺すり、おしゃべりで邪魔されるくらいなら、半年や1年待って家でくつろいで観た方がいい。
映画を観るっていうのは一生に一度しか味わえない体験なわけで。
同じ映画を観るのはあくまで「2回目に観るっていう体験」で、1回目の驚きっていうのは無い。
最初に観るその2時間は、当然毎分毎秒初めて観る映像が流れてくる。その体験。

その貴重な時間を、後ろから椅子を蹴られたり、映画とは関係無い雑音で邪魔されたら、もうその時間は取り戻せない。

これはもう、家にホームシアターを作るっていうことかな?

なかなかね、他人の行動を変えるっていうのは難しいです。
マナーを呼びかけてもいいと思うけど、考え方によってはそれは人をジャッジするっていう行為。結構疲れます。

自分が変わるか、
それとも、自分の時間を守りたいのであれば、頭を使って避けることをしないとダメかもしれない。

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