久々にキャンピングカーで1泊の小旅行に出かけました。
いつもの生活と旅の違い。普通の旅行とキャンピングカーの旅の違い。
それぞれ気づいたように思います。
キャンパー旅は家を背負っていくようなもの
雨の季節も終盤を迎え、子供たちも2週間のスクールホリディに入ったので、久しぶりにキャンパーを走らせることにしました。
…と言っても来週の私はTOEFLの試験も控えており、他にも重要な仕事もあるので、行きたいような…実は気が進まないような…落ち着かない気持ちの中、家を後に。
キャンパーを走らせながら、「いや、週末はちゃんと休んで楽しもう」と気を取り直しました。気が重いイベントと仕事が待っているとはいえ、作業スケジュールは既に組んであるので1、2日は仕事のことを考えなくても大丈夫。今まで土日も関係無く仕事をしてきたせいで、十数年があっと言う間に過ぎ去ってしまったように思うので、こういうの仕事の仕方は止めることにしたのでした。
写真の左から2番目。ボートの隣が我が家のキャンパーです。
休日のサービスエリアはキャンパーやボートでいっぱいになります。
さて、今回は久しぶりのキャンパー旅なので、軽く一泊だけに。食事もサービスエリアやスーパーで買ったもので済ませることにしました。
それでもせっかくの旅なので目的を一つだけ持ちましょうと、釣り場の下見と銘打って、行き先はオークランドから北へ3時間程度のティノパイ(Tinopai)へ。オークランドシティ近郊でも十分楽しめる釣り場はあるのだけど、市内の海の汚れが気になりはじめ、ここ数ヶ月は釣り自体から足が遠のいてたのでした。
いい釣り場を見つけて、また新鮮なアジや鯛を釣って食べたい。
釣り場自体は明日見学するとして、きょうはさらに北のダーガビル(Dargaville)にあるNZMCAキャンプサイト(会員制オートキャンプ場・NZ各地に多数点在している)に早めに入って家族でゆっくりすることにしました。
このキャンプサイトはなんとカイフ川とワイロア川が別れるデルタ地点にあり、大雨の時に身動きが出来なかったことがあったとか、無かったとか。怖い…。
グーグルマップでも濁っているから、一年中こんな色をしているのかな…。
ニュージーランドのオートキャンプ場を見ると、利用者の2〜3割はこんなバスコンです。どんな取り回しをしているのか、想像しただけで緊張していまいます。でもこうして新旧のバスコンが並んでいるのを見るのは楽しいですね。
キャンパー旅は家を背負っていくようなものだから、普段の生活をほとんど変えなくていい。運転に疲れたらテーブルに移動して休めばいいし、トイレもある。子供たちも普段の家と変わらずKINDLEやiPadで本を読んでいる。
キャンパー旅で家に置いていくもの
食事の準備をしていつものようにテーブルに着く。いつもの家族の食卓。でも、窓の外の風景は違う。そしてこの後の用事は何も無い。食後に仕事をするわけでもない。
時間がゆったりと流れている。家族のいつもの会話がさらにくだけた話し方になっている。
「なるほど、キャンパーで旅に出ると、家族を独占出来るのだな」と思った。
いつもと変わらない家族の距離感だけど、邪魔をするものが何も無いのだ。
ビザのために行政に出さなければならない書類の手配やら何やら。締め切りはまだ先なのに気持ちを楽にしたいがために手を付けてしまう仕事。そういったものが無い。
いつもだと、ご飯を食べて、片付けをして、30分ほどお茶をして…そしていつも通り各自が自分の用事に向かう。
それが今日は寝るまでの時間に、話したいことをゆっくり話せる。相手もゆっくり聞いてくれ、もちろん相手の話もゆっくり聞く。話の腰を折られることも話しに割り込むこともない。
旅に出ると流れる時間が違う。相手が放った話題の扱い方が全く違うのだ。普段は一緒に過ごしていても、やはりそこには家族以外の何かに、時間や気持ちの半分を持って行かれているのだ。
キャンパーで旅に出ると、そこは家と同じように何でも揃っているようで、日々の用事だけは家に置いてくることが出来る。
キャンパー旅はそれが良いのだな。
次回は旅の続き、ティノパイを訪れた話をポストします。
キャンピングカーでの旅行には自由があって楽しそうですね
自分でも1台欲しいって思うのですが、なかなか高くって手が出ません
年に2~3回の旅行の為にでは非効率かなって考えます
私のような人向けにキャンピングカーのレンタルショップでも開業しようかとも
考えています
旅での楽しさ、辛さ等読ませていただきたいと思います
楽しみにしております。
時田様 コメント頂きましてありがとうございます。 本当にキャンピングカーは高いですよね。 その後ニュージーランドから帰国しまして、日本でも購入したいと思いましたが私も手が出ませんでした。 中古でも安く買うことは出来ますが、このブログのキャンピングカーも今思うと果たして値段に見合った断熱や設備だったのだろうか。と思います。
そんな思いもあり、現在キャンピングカーのベース車両を購入しまして制作を始めました。 買えないなら作ってしまえというわけです。 しばらくしましたら進捗をお伝えできるかと思います。