ニュージーランドのリラックス出来る外食屋さんを紹介しています。一軒目はなんとマクドナルド。でもリラックス出来るのにはちゃんと訳がありました。
リラックス出来る3つの理由
リラックスしてご飯が食べられる店。ニュージーランドでは案外少ないです。
周りがうるさすぎず、かつ気兼ねなく食事が出来る。店員さんがイラついていない。味もそこそこ。
私が求めるのはそれだけなのですが、入ってみるとそれさえ叶えてもらえないことがあるので、外食が億劫になってしまいます。
でも、あそこなら大丈夫。と思えるお店はいくつかあります。
マクドナルドもその一つ。
『ニュージーに来てまでマックか~』と思われるかもしれません。ブログで初めて紹介するニュージーランドのごはん屋さんがファーストフードっていうのはどうなの?と、自分でも思うのですが…。でも私にとっては一番リラックス出来る場所かもしれません。
なぜなら…
・店員さんと会話をしなくていい。
・お客さんが多種多様。その中に紛れ込める。
・店員さんも多種多様。そして明るい。
…そんな理由があるから。
店員さんと会話をしなくていい
どんなごはん屋さんでも、まずは店員さんと面と向かってオーダーする必要がありますが、英語がまだまだ苦手な自分にとってはこれがかなりストレスです。
『いや、こういう時こそ場慣れのために話さなきゃ』
という意見は100%正しいのですが、気持ちが疲れている時は出来れば誰とも話したくない。
ニュージーランドのマックにはどの店にもこのような端末がありますので、ここでゆっくりメニューを選ぶことが出来ます。野菜を減らしたり、トッピングを増やすといった細かいリクエストもここで出来ます。
もちろんカウンターで店員さんに直接オーダーすることも可能です。
お客さんが多種多様 その中に紛れ込める
マクドナルドの店内ほど多様な人種と職種の方々を見られる場所は無いように思います。
屋外作業の人、ビジネスマン、学生、家族連れ、ぼっち。
マオリの方、ヨーロピアン、インド系、アジアン。
様々な人がいて、誰も他のお客さんの存在を気にすることはありません。
ごはん屋さんによってはアジア人が気になるのか、視線を感じることもあります。でもここでは人種や職種に偏りが無いので浮く人が誰も居ません。
人の視線を感じないっていうのは本当に楽なものです。
店員さんも多種多様 そして明るい
私の場合、あまり人とは話したくない時にマックに行くわけですが、マックの店員さんに自然で明るい対応をされると声をかわしたくなってきます。
ひょっとしたら、人は疲れて誰とも話したくない時に限って、実は凄く誰かと接したい。なんてあべこべな状態なのかもしれませんね。
そして客層と同様に店員さんの人種も多様。さらにその中にはトランスジェンダーの人も居れば、ダウン症の人も働いている。
マイノリティの人たちが社会のど真ん中で働いているのです。
ニュージーランドが幸福度ランキングで上位にあがることについては、時々首をかしげたくなることもある。でもこうしてマイノリティが普通に働ける社会を大企業がサポートしている様子や、店員さんがみんな楽しそうに働いている様子に触れると、幸福度ランキングが上位にあるのも頷けます。
安心と明るさ。それが幸せの基本なのかな…などと考えたりしました。
そんな中に自分も身を置くと、何だか私も居場所を与えられたような気がしてとても安心出来るのです。
さて、この日は”The Serious Angus”というアンガス牛のバーガーを食べました。お肉は通常のパテに比べると歯ごたえが感じられ、肉本来の野生味を楽しめるように思います。
こちら、牛肉はニュージーランド産100%。
ファーストフードであってスローフード(地産地消食)ですね。
他にアンガス牛を使ったバーガーで、炒めタマネギが入っているメニューがあるのですが、そちらの方が美味しかったように思います。
価格はミディアムセットで13NZドル。1ドル=65円計算として日本円にすると…845円。高いですね。
※2019年10月現在、為替は69円前後です。
日本マクドナルドのグランクラブハウスのセットが同価格帯(790円)のようです。ホームページを見ると、ニュージーランド産牛を使用。との案内があるので同じくアンガス牛かもしれません。
ところで、NZのマクドナルドも店舗によっては外れがあります。
あくまで私の経験上ですが、周りに飲食店が無いなど競争に晒されていない店舗は商品もサービスもゆるいように思います。
例えば、持ち帰って開けてみると注文したアイテムが入っていなかった…とか。
野菜が挟まれていないこともしょっちゅう。
フィレオフィッシュに目玉焼きをトッピングしたら魚が入っていなくて、
『それ、目玉焼きサンドやー!』とツッコミを入れたくなったりとか。
まぁそれでもマクドナルドは私にとってはリラックス出来る、数少ないごはん屋さんなのでした。