クラッシクミニの整備 −はじまり−

これは妻のクラッシクミニなのですが、所有して7年目となります。
車を7年間保有することは全く珍しくありませんが、そのミニを海外の移住先にも連れて行って、帰国するときも一緒に持ち帰る、というのは珍しいかもしれません。

海外への輸送コストは〜40万円くらい。
買い換える車にもよりますが、一般的に車を売却して新しい車を買うのに追い金が40万では済まない。
移住先のニュージーランドの中古車事情ですが、状態は悪く、走行距離が長くても価格は安くありませんでした。

そういった事情もあり、我が家のミニをニュージーランドへ連れて行くことにしたのです。
もちろん愛着があって手放せないというのが一番の理由ではあります。

ただ、大変なのは各国の輸入条件。
ニュージーランドの場合、製造してから8年経った車や横滑り防止機能など、環境面や安全面への配慮が不十分だと持ち込むことが出来ません。

ここで多くの車がふるいにかけられます。

どうしても連れて行きたい場合は、製造から20年経てばクラッシックカー枠という形で持ち込むことが出来ます。

このミニは1999年に製造された車体ですので、ニュージーランドには2019年に持ち込むことができました。私たち家族の移住から遅れて4年後の到着となります。

さらにそこから、放射能検査、車体のサビ取りなど様々なチェックが行われやっと手元に届くという運びとなります。
せっかくなので、このミニの足跡を図にしてみました。

1999年
イギリスのバーミンガムで産まれたミニは、日本に運ばれ、茅ヶ崎の最初のオーナーのもとに嫁ぎます。
2013年
その後手放されたミニは三重県のクラッシックミニ専門店で私の妻に発見されました。それから数年間徳島で過ごします。
2019年
製造から20年を待ってニュージーランドへ渡りました。
2020年
急な事情で家族とミニは日本に帰国します。

今年2020年に想定外のことがあり私たちは急遽日本に帰ることとなりました。そのためミニがニュージーランドに居たのはたった3ヶ月です。

このミニは一生そばに置いておくとオーナーである妻が言いますので、反対はしません。
私としても輸出入で結構大変な思いをしましたので、簡単に手放すことは出来なくなりました。
実は日本に連れ帰る際、ニュージーランドはコロナウィルスへの警戒が高まり、レベル4のロックダウンと重なってしまったのでした。
ロックダウンとなると家から外に出ることも簡単にはできません。

ロックダウン当日ギリギリで輸出業者さんに引き渡せましたが、タイミングが悪ければ、今もニュージーランドの路上にあったかもしれません。

さて、一生涯所有すると決めたら、良好な状態をキープするための整備が必要ですね。
日本に帰国したこの機会に、徹底的に整備をしたいと思います。

次回からは各部の整備についてポストしてまいります。
よろしくお願いいたします。

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